◆ 滑稽俳句集 微苦笑俳壇の13年全句  ◆


滑稽の復権を志し続けた八木健のライフワークです。
俳句は本来滑稽なものであった。室町時代末期に誕生した俳諧の連歌から発句が独立して俳句になりましたね。
江戸時代に芭蕉が「文芸を目指して」俳句を真面目なものにしてしまった。
明治時代に 正岡子規が「写生」という方法を勧めた結果、俳句は見たままを書くことだけの文芸になってしまった。
広辞苑の「俳句」の解説には最初に滑稽な句と出ています1000万人の俳人の大部分はそのことを知らない。
だから「俳句は滑稽なもの」と言うと吃驚するのです。
八木健は月刊俳句総合誌「俳壇」に滑稽句の欄を創設して
13年前から選者をつとめている。微苦笑俳壇という投句欄13年間の3455句を一冊にまとめました。
平成の庶民はこれだけの滑稽句を詠んだ。この滑稽俳句集を読めば俳句に対する考え方が一変するでしょう。

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