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 写俳 伊丹三樹彦

伊丹三樹彦先生は、2019年9月21日に故人となられましたが、
ご遺族のご了解をいただき掲載させていただいております。



別号:写俳亭  本名:岩田秀雄
1920年2月3日 兵庫県伊丹市に生まれる。
13歳より俳句を始める。
俳誌「旗艦」「多麻」「まるめろ」各同人を経て、
1949年創刊の日野草城主宰 「青玄」創刊に参加。
編集発行人を経て、草城没後は主宰を継承する。

1970年、写真と俳句の相乗による〔写俳〕運動を創始。
「ニコンサロン」「ミノルタフォトスペース」他で〔写俳〕の個展20数回。
写俳集は『隣人ASIAN』を始め15冊刊行している。

2006年、「青玄」終刊後は伊丹啓子発行の「青群」顧問。
現代俳句協会顧問。日本文藝家協会会員。
神戸芸術文化会議、尼崎芸術文化協会、伊丹市芸術家協会、
神戸半どんの会の各会員。

兵庫県文化賞をはじめとする阪神間各市の文化芸術賞を多数受賞。
第三回現代俳句大賞受賞。


 


























 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


 
 


  
  
 


舫(もや)い綱(づな)とは無縁 釣糸覗く子ら
 


御岳に新雪来た日の囲炉裏焚く




旧ビルにつなぐ新ビル 秋高し


オペラハウスから湧くコーラス 雲の秋




割れ門から登場はバリの主役子役


窓一つ おのが秋思に選ぶのは




寄せ浪は断崖削る 晩夏光(ばんなこう)


城址の噴水で飛ぶは 群鴎(かもめ)





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