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 いちごにんじん むぎた雅楽

 
<むぎた雅楽>


熊本市在住 
本名:麦田雅弘 俳号:麦田耕

著書
『俳哲永田耕衣の文学青春』
(評論)



〒861−8001
熊本市武蔵ヶ丘一丁目6−35
090-7395-8341
kou.mugita@gmail.com



『恋鴉』
(麦田耕第一句集     
むぎた雅楽句画集)








もとはなき こっきょう無くせ imagine

結着は じゃんけんにせん 地球かな



TLC Peace Liberty Integrate


水仙や 愛し愛される感じ



笹鳴きを無理にかわいいと思う


虹立つや 水は澄みたる 濁り池



歌詠めば 心やさしや 永の春


なくしても 生きる他なき 秋の暮



蝉がゐないのは窓を閉めただけ


梅一輪今此処己れ宇宙(そら)の外



Picassoでもこうはいかない鳥の糞



いくさなど無き国にせむ福寿草


割切れぬことはそのまま鏡餅


ときめきは失ひませぬ冬の日も



禿頭のしみじみと行く師走かな


紅椿罪隠す罪暴く罪


ひとつ身と気付かぬまゝの梭魚かな



蝮草すぐにやマムシに成れません


葉蜜柑の座蒲を失ふ鏡割


鶴林寺の松ぼつくりとは知るまいて



紅蜜柑帰り着いたらすぐ食べる


火曜日の通草欠伸を噛みころし






鼈(すっぽん)の転落待たぬ山河哉


焼鮎は目を白くして嗚呼と言ひ


崩れ去る事の難きやしほ鰯



苺描くいちご人参苺にんじん





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